さて、今度は赤について考察しよう。抜けたカードの主だったリスト
血染めの月、沸き立つ海、野火、ドラゴン変化、密林の猿人、猛烈に食うもの、ラースのドラゴン、煮えたぎる歌、陶片のフェニックス、石の雨、火山の鎚、燎原の火
マジックにおいて、赤は最も基本と言える色だと言われている事をご存じだろうか?マジック以外のファンタジー物の魔法使いの存在とイメージは、すなわち魔法によって何らかの力を操って敵を打ち倒す者だと思う。つまりマジックの赤を完璧に具現化したものが各種ダメージ呪文、すなわち火力なのである。初心者がまずは通る道であり、しかしながら世界選手権で優勝出来る奥深さを秘めた色なのだ。
赤の特徴は2つ。1つは先程挙げた火力。もう1つは土地破壊だ。マジックは基本的にマナが無ければ何も出来ない。すなわちマナ源となる土地が無ければ何も出来ない。赤は小型クリーチャーに秀でた速攻色だが、相手の行動を縛る事も得意な制限色でもある。基本である色には一辺倒で終わらない奥深さが必要で、まさに前述の理念が実現されている。
しかしながら今回抜けたカードの中で甚大な影響を受けたのは土地破壊要素だ(石の雨、沸き立つ海、野火、燎原の火、血染めの月)。石の雨の退場は、つまり土地破壊デッキを作るな、というウィザーズ社の要望とも採れる。確かに土地破壊デッキに負ける程「ムカつく」負け方は無い。しかも理想通りに動いた土地破壊はまずどのデッキにも勝てる。マナが無ければ何も出来ないからね。
しかしながらトーナメントデッキともなると、土地破壊デッキに対してちゃんと対策が取られているのが普通だ。デッキが軽量化されていたり、カウンターしたり、土地以外のマナ源が用意されたり。
それでも再録しなかったのは、やはり初心者には優しくないシステムなんだろう。初めてマジックをプレイしてこれ以上に無い「ムカつく」負け方をしたらそりゃあマジックを辞めたくもなろう。でもそういう人は基本的にマジックに向かないと個人的には思う。
次に火力もある程度抜けたが(フェニックス、火山の鎚)代替品が強力なので(むしろ上位互換?)あまり気にしなくてもいい。
世界選手権で優勝したデッキを支えたカードも消えた(煮えたぎる歌)。法の定めの再録も相俟って、ストーム系のデッキは衰退を余儀無くされそうだ(しかし油断は出来ない。にやにや笑いのイグナスのお陰でストームの数は稼げるのだから。)
あとは優秀なクリーチャーも消えた(密林の猿人、ラースのドラゴン、猛烈に食うもの)。いずれも大活躍したが、最近あまり見受けられなくなったね。
さて、10版で赤は何を得たのか?主だった再録リスト
破壊の標、氷結地獄、ドラゴンの休息地、焼炉の仔、火葬、溶岩生まれの詩神、魔力のとげ、モグの狂信者、突撃の地鳴り、粉砕の嵐、シヴのヘルカイト、分流、包囲攻撃の司令官、火花の精霊、ゴブリンの太守、スクイー
10版の赤は青に負けず劣らず魅力たっぷりな戦力を得ている。
まず特筆すべきは火力の優秀さだ(破壊の標、氷結地獄、火葬、モグの狂信者、突撃の地鳴り、包囲攻撃の司令官、火花の精霊)。氷結地獄は石の雨が無くなった今は土地破壊と見るべきではない。相手の動きを多少遅くするダメージ呪文と見なした方が良いのだ。
もちろん狂信者と火花の精霊、司令官も言うに及ばず。こいつらはクリーチャーというタイプの火力なのだ。精霊以外は数発殴れたら大儲けだ。
地鳴りはコンボタイプのカードで相性抜群のカードが入れ替わりで消えてしまったが(交易路)、浄土からの生命とのタッグはすぐに試されそうだ。往年のtax:ageコンボと同じ動きは現代でも通じるか?
アドバンテージカードも素晴らしい2枚が(スクイー、粉砕の嵐)。スクイーの使い方はすぐに思い付くが、粉砕の嵐はまさに環境次第だ。ミシュラデッキが流行るなら十分戦力になる。親和時代にあればなぁ(-.-;)
その他にもデッキのキーカードになるものが(溶岩生まれの詩神、魔力のとげ、ドラゴンの休息地)。いずれもコントロール向け。破壊度はピカイチだ。
後はサイドボード候補(シヴのヘルカイト、焼炉の仔、分流)。可能性は無くはない。特に分流辺りはすぐに使われるかもしれない。強迫的な研究や入念な考慮に対してね。
第10版は色の特色を変えようとしているように見える。これからの赤はどのような役割を担うのか?じっくりと見守って行きたい。
血染めの月、沸き立つ海、野火、ドラゴン変化、密林の猿人、猛烈に食うもの、ラースのドラゴン、煮えたぎる歌、陶片のフェニックス、石の雨、火山の鎚、燎原の火
マジックにおいて、赤は最も基本と言える色だと言われている事をご存じだろうか?マジック以外のファンタジー物の魔法使いの存在とイメージは、すなわち魔法によって何らかの力を操って敵を打ち倒す者だと思う。つまりマジックの赤を完璧に具現化したものが各種ダメージ呪文、すなわち火力なのである。初心者がまずは通る道であり、しかしながら世界選手権で優勝出来る奥深さを秘めた色なのだ。
赤の特徴は2つ。1つは先程挙げた火力。もう1つは土地破壊だ。マジックは基本的にマナが無ければ何も出来ない。すなわちマナ源となる土地が無ければ何も出来ない。赤は小型クリーチャーに秀でた速攻色だが、相手の行動を縛る事も得意な制限色でもある。基本である色には一辺倒で終わらない奥深さが必要で、まさに前述の理念が実現されている。
しかしながら今回抜けたカードの中で甚大な影響を受けたのは土地破壊要素だ(石の雨、沸き立つ海、野火、燎原の火、血染めの月)。石の雨の退場は、つまり土地破壊デッキを作るな、というウィザーズ社の要望とも採れる。確かに土地破壊デッキに負ける程「ムカつく」負け方は無い。しかも理想通りに動いた土地破壊はまずどのデッキにも勝てる。マナが無ければ何も出来ないからね。
しかしながらトーナメントデッキともなると、土地破壊デッキに対してちゃんと対策が取られているのが普通だ。デッキが軽量化されていたり、カウンターしたり、土地以外のマナ源が用意されたり。
それでも再録しなかったのは、やはり初心者には優しくないシステムなんだろう。初めてマジックをプレイしてこれ以上に無い「ムカつく」負け方をしたらそりゃあマジックを辞めたくもなろう。でもそういう人は基本的にマジックに向かないと個人的には思う。
次に火力もある程度抜けたが(フェニックス、火山の鎚)代替品が強力なので(むしろ上位互換?)あまり気にしなくてもいい。
世界選手権で優勝したデッキを支えたカードも消えた(煮えたぎる歌)。法の定めの再録も相俟って、ストーム系のデッキは衰退を余儀無くされそうだ(しかし油断は出来ない。にやにや笑いのイグナスのお陰でストームの数は稼げるのだから。)
あとは優秀なクリーチャーも消えた(密林の猿人、ラースのドラゴン、猛烈に食うもの)。いずれも大活躍したが、最近あまり見受けられなくなったね。
さて、10版で赤は何を得たのか?主だった再録リスト
破壊の標、氷結地獄、ドラゴンの休息地、焼炉の仔、火葬、溶岩生まれの詩神、魔力のとげ、モグの狂信者、突撃の地鳴り、粉砕の嵐、シヴのヘルカイト、分流、包囲攻撃の司令官、火花の精霊、ゴブリンの太守、スクイー
10版の赤は青に負けず劣らず魅力たっぷりな戦力を得ている。
まず特筆すべきは火力の優秀さだ(破壊の標、氷結地獄、火葬、モグの狂信者、突撃の地鳴り、包囲攻撃の司令官、火花の精霊)。氷結地獄は石の雨が無くなった今は土地破壊と見るべきではない。相手の動きを多少遅くするダメージ呪文と見なした方が良いのだ。
もちろん狂信者と火花の精霊、司令官も言うに及ばず。こいつらはクリーチャーというタイプの火力なのだ。精霊以外は数発殴れたら大儲けだ。
地鳴りはコンボタイプのカードで相性抜群のカードが入れ替わりで消えてしまったが(交易路)、浄土からの生命とのタッグはすぐに試されそうだ。往年のtax:ageコンボと同じ動きは現代でも通じるか?
アドバンテージカードも素晴らしい2枚が(スクイー、粉砕の嵐)。スクイーの使い方はすぐに思い付くが、粉砕の嵐はまさに環境次第だ。ミシュラデッキが流行るなら十分戦力になる。親和時代にあればなぁ(-.-;)
その他にもデッキのキーカードになるものが(溶岩生まれの詩神、魔力のとげ、ドラゴンの休息地)。いずれもコントロール向け。破壊度はピカイチだ。
後はサイドボード候補(シヴのヘルカイト、焼炉の仔、分流)。可能性は無くはない。特に分流辺りはすぐに使われるかもしれない。強迫的な研究や入念な考慮に対してね。
第10版は色の特色を変えようとしているように見える。これからの赤はどのような役割を担うのか?じっくりと見守って行きたい。
コメント
今日のデッキへのあてつけ?
…たまたまですね、すみませぬ。