タルモゴイフの強さとは？

コメント＆ウォッチサンクスです(なんかいきなり数字が180程増えたのはビックリ)

さて、昨日提起した話題をもう少し掘り下げて行こうか。

タルモゴイフの強い点は軽くてデカい事。これは私も書いているしコメントにも書かれている通りの共通見解である。何しろたったの2マナで最高7/8にまで成長するのだから(プレインズウォーカーというタイプが無いので。あれば8/9になるんだけども、入るんだろうか(笑))かつて、これほどの強さを見せたのは野生の雑種犬か電結の荒廃者くらいのものだろう。

しかし、犬や荒廃者が強かったのはサイズ面では無い。その処理のし辛さにあったのだ。
犬は色が変わる為に火力はおろか黒除去さえも軽く躱し、何とか除去しても代わりにルートワラやワームが出て来たりして状況が変わっていない事が多々あった。

荒廃者は更に酷く、接合の能力の為除去は根本的に意味がない。全体除去に頼らざるを得ず、それが間に合わない事など日常茶飯であった事は十分承知しているだろう。

さて、タルモゴイフの場合だ。今これが投入されているデッキをちらほら見たが、一番強そうなパターンはメガハンデスに投入されているモノだ。タルモは墓地を参照する為墓地を肥やさねばならない。ならば相手の妨害手段ともなる手札破壊と組むのは真に理の適った戦略である。メガハンデスはビート系に弱いのは周知の事実なのでこれである程度の補強に成功したであろう。

しかしその他の使用法は単に強いから入れているだけのように見える。そこで私は改めて問いたいのだ。

タルモゴイフのドコが強いのか？

タルモゴイフの強い事はもはや周知の事実である。しかし、今のマジックは昔と違って強いデッキやカードはすぐに知れ渡る。つまり強いと分かっているなら対策を取られるという事なのだ。

そして、タルモゴイフ自身はその対策に何ら抵抗力を持たない。せいぜいコストの軽さでカウンターを躱し、サイズで火力を遠ざける位である。こいつを処理する方法などそれこそかなりの数がある。

私がカードの強さを評するに中り重視するのは対処のされ辛さである。考えてみて欲しい。何故神の怒りは強いのか？それはカウンターか手札破壊以外では対処出来ず、クリーチャーデッキ全般に有効だからである。

何故マスティコアが強いのか？それはアーティファクトが再生するからである。その時代には再生出来ないアーティファクト除去がほとんど無かった時代なのだ。

何故今赤が非常に強力になったのか？それは優秀な火力が出そろったからである。本体に向けられた火力に対抗するのはせいぜいライフ回復くらい。色に因ってはまるで絶望である。

では改めて問おう。何故タルモゴイフは強いのか？私はこの点についてじっくり研究していきたいと思います。

今の値段はかつてのスタンダードには見られない程になってしまった。こいつ1枚がギルラン3枚分ってありえないよ……私は逆だと思うんだけどね(-.-;)