ゼンディカー入りのスタンを考える~④パーミッション~
2009年11月1日 マジックさて、遅くなりましたが第4回目の今回はカウンターを主軸とした所謂パーミッションデッキです。
カウンターは古来より1対1交換の代名詞であり、ほぼ全てのカードに有効なため、相手の色を選ばないという特徴がありました。故に青は常に強力で、良く練られた青デッキは瞬く間に世界を染め上げる現象を過去の歴史が証明しています。
しかしながら強力な反面、対戦相手側はまるで面白く無く(私自身は強力なデッキを相手にした場合、どの様に切り崩して行くかを考えるのが、魔王に立ち向かう勇者みたいで面白いんですが)、カウンターカードはかなりの弱体化をさせられ、青いカードもかなり使いにくく設定される様になって来ました。
ただし、ここで一つの誤解も生まれました。カウンターは所詮1対1交換。除去を打つのと何ら変わりはない訳で、他の勝ち要素が弱いといくら強いカウンターがあってもダメなのです。カウンターは最高の押さえ投手なのです。
即ちカウンターデッキを作る際はカウンターよりむしろコントロールカードに注目しなければならないのです。
その観点からカードリストを見回せば、現在のスタンはかなり良質のコントロールカードが溢れ返っている状況です。青を基軸に考えた場合、最も楽な組み合わせは白と黒、即ちエスパーミッションが組みやすいという結論に達しました。
先ずは主軸のカウンターですが、無知の処罰がなかなかやり手の様です。2マナ域には否認、本質の散乱、妨げる光、対抗突風とこれまた豪華な布陣。
勿論定番の取り消しも使えます。
コントロールカードも白と黒が入っているため、数え切れない位の候補が見つかります。
一方弱いのはドローサポート系で、こちらの選定にはかなり悩みましたが実験的に入れたカードがどれだけ使えるか見ものです。
最後に勝ち手段ですが、この色の組み合わせなら鋼の風のスフィンクスが最も強力で、次点でジュワー島のスフィンクスが安定ですね。
以上を踏まえ、何度か紆余曲折した結果この様なレシピとなりました。
サンプルデッキ④「エスパーミッション」
2 鋼の風のスフィンクス
2 ジュワー島のスフィンクス
3 対抗突風
2 妨げる光
1 否認
4 無知の処罰
4 流刑への道
3 苦悶のねじれ
4 審判の日
4 乱動の突入
3 エスパーの魔除け
3 黄金の鬣のアジャニ
8 島
3 平地
2 沼
4 秘儀の聖域
4 氷河の城塞
4 水没した地下墓地
古来よりあるパターンと同じで兎に角序盤はひたすら耐え凌ぐ事です。ドローサポートがかなり弱いので、審判の日は焦って撃たない事が肝要です。
コントロールデッキが相手だと、除去がかなり腐りやすくなり、改良するならば失われた真実のスフィンクスやアラーラのオベリスク等で保険を掛けるのも一つの手です。若しくはリリアナヴェスを使ってシルバーバレット戦略を目指すのも十分アリです。その際候補に挙がるのが自我の危機、消えないこだま辺りでしょうか。
また、何故ジェイスベレレンではなくアジャニなのかというと場をまっさらにした後の2ライフゲインが結局自分が生き残りやすくなって次ターンでカードが引けるからなのと、乱動の突入の可能性を見たかったからなのですが、ジェイス派はエスパーの魔除けと替えても良いでしょう。
今の環境はカウンター戦略は確かに弱体化していますが、だからといって無碍には出来ないマジックの基本要素。たまには時代に逆行してみませんか?
さて次回はまたしてもパーミッション戦略ですが、除去を火力にシフトした白青赤コントロール、「トリコントロール」デッキをお送り致します。お楽しみに(?)
カウンターは古来より1対1交換の代名詞であり、ほぼ全てのカードに有効なため、相手の色を選ばないという特徴がありました。故に青は常に強力で、良く練られた青デッキは瞬く間に世界を染め上げる現象を過去の歴史が証明しています。
しかしながら強力な反面、対戦相手側はまるで面白く無く(私自身は強力なデッキを相手にした場合、どの様に切り崩して行くかを考えるのが、魔王に立ち向かう勇者みたいで面白いんですが)、カウンターカードはかなりの弱体化をさせられ、青いカードもかなり使いにくく設定される様になって来ました。
ただし、ここで一つの誤解も生まれました。カウンターは所詮1対1交換。除去を打つのと何ら変わりはない訳で、他の勝ち要素が弱いといくら強いカウンターがあってもダメなのです。カウンターは最高の押さえ投手なのです。
即ちカウンターデッキを作る際はカウンターよりむしろコントロールカードに注目しなければならないのです。
その観点からカードリストを見回せば、現在のスタンはかなり良質のコントロールカードが溢れ返っている状況です。青を基軸に考えた場合、最も楽な組み合わせは白と黒、即ちエスパーミッションが組みやすいという結論に達しました。
先ずは主軸のカウンターですが、無知の処罰がなかなかやり手の様です。2マナ域には否認、本質の散乱、妨げる光、対抗突風とこれまた豪華な布陣。
勿論定番の取り消しも使えます。
コントロールカードも白と黒が入っているため、数え切れない位の候補が見つかります。
一方弱いのはドローサポート系で、こちらの選定にはかなり悩みましたが実験的に入れたカードがどれだけ使えるか見ものです。
最後に勝ち手段ですが、この色の組み合わせなら鋼の風のスフィンクスが最も強力で、次点でジュワー島のスフィンクスが安定ですね。
以上を踏まえ、何度か紆余曲折した結果この様なレシピとなりました。
サンプルデッキ④「エスパーミッション」
2 鋼の風のスフィンクス
2 ジュワー島のスフィンクス
3 対抗突風
2 妨げる光
1 否認
4 無知の処罰
4 流刑への道
3 苦悶のねじれ
4 審判の日
4 乱動の突入
3 エスパーの魔除け
3 黄金の鬣のアジャニ
8 島
3 平地
2 沼
4 秘儀の聖域
4 氷河の城塞
4 水没した地下墓地
古来よりあるパターンと同じで兎に角序盤はひたすら耐え凌ぐ事です。ドローサポートがかなり弱いので、審判の日は焦って撃たない事が肝要です。
コントロールデッキが相手だと、除去がかなり腐りやすくなり、改良するならば失われた真実のスフィンクスやアラーラのオベリスク等で保険を掛けるのも一つの手です。若しくはリリアナヴェスを使ってシルバーバレット戦略を目指すのも十分アリです。その際候補に挙がるのが自我の危機、消えないこだま辺りでしょうか。
また、何故ジェイスベレレンではなくアジャニなのかというと場をまっさらにした後の2ライフゲインが結局自分が生き残りやすくなって次ターンでカードが引けるからなのと、乱動の突入の可能性を見たかったからなのですが、ジェイス派はエスパーの魔除けと替えても良いでしょう。
今の環境はカウンター戦略は確かに弱体化していますが、だからといって無碍には出来ないマジックの基本要素。たまには時代に逆行してみませんか?
さて次回はまたしてもパーミッション戦略ですが、除去を火力にシフトした白青赤コントロール、「トリコントロール」デッキをお送り致します。お楽しみに(?)
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